RE
“ピピピピピピピ……。”
目覚まし時計がなる。
現在6:30
昨日はああ言われたけど
亮に恩返しをしたい。
迎えに行くと怒られそうだから
あたしは亮にお弁当を作る事にした。
「よしっ……。」
眠い眼を擦ってエプロンをつける。
砂糖と塩、そんな間違いは無しだ。
適格に、大丈夫……。
「あら、早いのね。」
「うん。お弁当作るの。」
「手伝う?」
「平気。」
フライパンにサラダ油。
定番でも美味しいって言うかな?
それだけでいい。
嬉しいから。
「…………よっと。」
くるんと返る卵焼き。
というか、
…………これじゃあスクランブルエッグだ。