闇桜〜銀色のキミに恋をした〜






「諒真……さん…………?」



掠れる声でそう呟くと、諒真さんは振り返った。



その顔はやっぱり整っていて。


でも、何故かぼんやりしていた。




「諒真ぁ〜?このガキ誰ぇ〜?」




女の人が前のあたしそっくりに尋ねても、あたしを見たまま何も言わない。



どうして、答えてくれないの・・・?




涙がじわりと滲む。




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