闇桜〜銀色のキミに恋をした〜
「……おい」
あらかたつぶし終わると、一人のヤクザの胸ぐらを掴んだ諒真さんがそいつに尋ねた。
「お前、奈緒に触ったか?」
「ひっ……!?」
「触ったかってきいてんの」
その顔は怖すぎて、男はまともに答えられないらしい。
諒真さんはそいつを床に叩きつけ、ほかの男にまた尋ねる。
「触ったよな?奈緒に」
「っ……それがどうした!!」
気丈に振る舞うヤクザ。
・・・しかし。
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