闇桜〜銀色のキミに恋をした〜
▲笑顔▲
__チチチチ……
「ん……眩し……」
窓から差し込む光と鳥の鳴き声で、目が覚める。
あたし…昨日、諒真さんと……
隣を見ると、あたしと同じく裸で寝ている諒真さん。
いつの間にかベッドに移動していた。
「諒真さん……」
耳で揺れるピアスをそっと触ると、くすぐったそうに肩をすくめる。
「ふふ、可愛い……」
起き上がって服を着ようとすると、ベットについた手を掬われてまた倒れ込んだ。
「・・・え?」
数回瞬きして隣を見る。
やっぱり寝ている諒真さん。
今のは、何だったんだろう?
疑問に思いながらまた体を起こすと、また手を掬われて倒れる。