闇桜〜銀色のキミに恋をした〜
✾epilogue✾
────5年後────
「諒真さぁぁんっ!?どこ!?」
あたしは、会場内を走り回って銀髪の彼を探している。
身にまとう純白のドレスが邪魔くさい。
「あれ?奈緒?」
淡いドレスを着た咲誇さんが歩いてきた。
あたしからきちんと謝って、今はもう仲良しだ。
「咲誇さん、諒真さん見ませんでした!?」
「あー確か……なんか可愛い女の子がいるって言ってあっちに追いかけてたかな?」
・・・何ですと!?
「あいつ……殺す!!」
「な、奈緒!?」
咲誇さんが指さした方向に駆け出す。