闇桜〜銀色のキミに恋をした〜


青髪は若木諒真を押しのけ、あたしの前に立つ。




「出てけ」




悲しそうな目で、一言だけ言われた。


でも、言うこと聞く気なんてない。


せっかく中に入れたのに。




「嫌。あたしは、若木諒真さんに用があるの」


「あ゙…………?」




若木諒真があたしを睨みつける。


怯まない。


何でもしてやるって、心に決めたんだ。


若木諒真の目の前に立ち、その腕に抱きついた。





「……諒真さん、あたしの腕………折って?」


「…何だと?」


「腕、折れるんでしょう?あなたになら、折られてもいい」



もちろん、こんなの冗談にきまってる。



殴られてもいい。


蹴られてもいい。




だから





あ な た を 支 配 さ せ て ?





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