闇桜〜銀色のキミに恋をした〜




ぽかんとして、その場にへたり込む。




『憎んでねぇよ』


『俺がついて行ってやるからよ!』





頭の中に、若木諒真の言葉が響く。




蘇る、あたたかい笑顔。



優しい眼差し。




ジワリと、心が熱くなる。





「な……に、これ…………」





胸を押さえて、呟く。





何?この気持ちは…………





「だめ……騙されちゃ、だめ…………」



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