闇桜〜銀色のキミに恋をした〜



「……お前また来たのかよ」


「あんたに、用はない」


「こっちから願い下げだっての。
……諒真先輩なら、今日はいねぇぞ」


「え?」



いないの?



「……今日は、集会の日だからな」


「集会って……?」


「…お前は知っているみたいだから言うが、組の集会だ。跡取りを強要されてる諒真先輩は、出ないと殺されるからな」



殺される……


ヤクザは、そんなに厳しいところなんだ…


あたしにとっては好都合だけど。

< 64 / 185 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop