闇桜〜銀色のキミに恋をした〜
でも、そんなのはバレバレだったみたい。
「……怖いのか?」
あたしの顔を覗き込んでくる諒真さん。
整った顔が、心配そうに眉を下げている。
「怖くなんて、ない……」
「の、割には震えてねぇ?」
「…………」
怖いよ
怖いに決まってるじゃない
あいつらは、復讐対象であり、恐怖そのものなんだから。
でも、そんなこと言ってられないから。
怖がってちゃ、前には進めないから。
メニュー