闇桜〜銀色のキミに恋をした〜




去年のある日、あいつらが油断して家を空けたのを利用して逃げた。


家にあるものをめちゃくちゃに壊して、通帳やへそくり、金目のものを全て奪って。



すぐに見つかるかと思ったけれど、馬鹿なあいつらは遠くばかり探して近くを探さない。



まさに、灯台もと暗しってやつだ。



あたしは、あいつらが住む街にいるっていうのに。



馬鹿な奴ら。


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