闇桜〜銀色のキミに恋をした〜
✾恋心と不穏✾
▲キス▲
起きると、朝になっていた。
どうやらあのまま熟睡してしまったみたい。
諒真さんの姿はない。
あの倉庫に行ったんだろう。
テーブルの上に置き手紙があって、
『飯食っとけ』
と書かれている。
飯?
辺りを見回しても、それらしきものは見つからない。
冷蔵庫の中にも、ない。
どういうことだろう??
首を傾げていると、玄関の扉がバンッと開く音がした。
ドタバタと駆け込んできたのは諒真さん。
「悪ぃ!!飯用意すんの忘れてた!!」
「……えぇ?」