闇桜〜銀色のキミに恋をした〜




「何だよ奈緒、そんな見つめて」



諒真さんの声で我に返る。


あ、あたしそんなに見てた!?



「見つめてなんか……ないし」



プィッと顔を背けてそう言うと、



「いーや、見つめてたね」



からかうように返してくる。


遊ばれているような気がして仕方ない。


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