闇桜〜銀色のキミに恋をした〜





ソファーに横になり、目を閉じる。


体にかけた毛布からは諒真さんの匂いがして、何だか落ち着いた。



落ち着く香りに包まれながらウトウトしていると、突然玄関のドアがガチャガチャッとひねられる音がした。


閉じていた目を開け、玄関を見る。



「諒真さん?」




──ガチャガチャッ……



帰ってきたのかな?



ソファーから飛び起き、淡い期待を胸に玄関へと走る。


諒真さんに、グラタン食べてもらいたい。


自信作だから。



酔っ払った諒真さんは困るけど、酔っていなかったらちゃんと食べてもらおう。



< 98 / 185 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop