若頭の溺愛
彼らの正体
私の連れてこられた場所は、いかにも金持ちの人が住むようなマンションの最上階。
要様って金持ちなんだ。
まあ、興味無いけど。
私は拗ねたように地面を見ながら、要様たちと目を合わせないように歩いた。
「ついたぞ。入れ。」
私、上から目線嫌い。
人を見下しているようでイライラしてくる。
私はイライラしながら得体のしれない部屋へと入った。
「なんで私がこんな場所に連れてこられないといけないんですか。」
私は部屋に入っていかにも高そうなソファーに座るなり質問もした。
すると、要様が不敵に笑った。
「お前、名前は?」
「失礼ですが、あなたに名乗る名前なんてありません。」
てか、私の質問に答えてないし。
なんなのよ、もう。早く帰りたい。