幸せの定義──君と僕の宝物──
ハルの作った夕食を食べた後、リュウは自分の部屋で帰り支度をしていた。
1時間後にトモが迎えに来る事になっている。
リュウが荷物をバッグに詰めていると、ドアをノックしてハルが部屋に入って来た。
「もう東京に戻るの?」
「ああ、あと1時間くらいしたらな。」
「それまで一緒にいていい?」
リュウは、少し甘えた声で尋ねるハルを手招きして、膝の上に座らせた。
「ん…?なんだ?寂しいのか?」
「だって、またしばらく会えない…。」
寂しげに呟くハルの頭を撫でながら、リュウは優しく笑った。
「まぁ…そうだけどな…。これからはもう少しマメに帰ってくる事にするか…。もうすぐ夏休みだろ。うち来るか?」
「行っていいの?」
「オレも仕事あるからずっと一緒ってわけにもいかねぇし…あっちこっち連れてってやるわけにもいかねぇけどな…。」
「うん、それでもいい!!留守番しながら宿題してる!!」
高校生らしいハルの返事にリュウは笑う。
「そうだ…。飯、うまかった。ありがとな。今度はうち来て作ってくれるか?」
「うん!!いろいろ作れるように練習しとく!!」
しばらくの間、そうして話していると、ハルがリュウの目をじっと見つめた。
「ん…?なんだ?」
「やっぱり、ちゃんとして欲しいんだけど。」
「何を?」
「…キス。」
「ダメだって…。」
「じゃあ…ハルがしていい?」
1時間後にトモが迎えに来る事になっている。
リュウが荷物をバッグに詰めていると、ドアをノックしてハルが部屋に入って来た。
「もう東京に戻るの?」
「ああ、あと1時間くらいしたらな。」
「それまで一緒にいていい?」
リュウは、少し甘えた声で尋ねるハルを手招きして、膝の上に座らせた。
「ん…?なんだ?寂しいのか?」
「だって、またしばらく会えない…。」
寂しげに呟くハルの頭を撫でながら、リュウは優しく笑った。
「まぁ…そうだけどな…。これからはもう少しマメに帰ってくる事にするか…。もうすぐ夏休みだろ。うち来るか?」
「行っていいの?」
「オレも仕事あるからずっと一緒ってわけにもいかねぇし…あっちこっち連れてってやるわけにもいかねぇけどな…。」
「うん、それでもいい!!留守番しながら宿題してる!!」
高校生らしいハルの返事にリュウは笑う。
「そうだ…。飯、うまかった。ありがとな。今度はうち来て作ってくれるか?」
「うん!!いろいろ作れるように練習しとく!!」
しばらくの間、そうして話していると、ハルがリュウの目をじっと見つめた。
「ん…?なんだ?」
「やっぱり、ちゃんとして欲しいんだけど。」
「何を?」
「…キス。」
「ダメだって…。」
「じゃあ…ハルがしていい?」