幸せの定義──君と僕の宝物──
ユウたちがハヤテの新居に到着した時、トモとタクミは既に部屋の中にいた。

部屋は爽やかなグリーンを基調としたインテリアで統一され、テーブルには新妻のメグミの料理がずらりと並んでいる。

「わぁ…新婚さんって感じだ。」

「マジで広いな!」

ユウとリュウは珍しそうに部屋を見回した。

レナは`アナスタシア´のショップ袋をユウから受け取り、ハヤテに差し出した。

「ハヤテさん、これ…良かったらお二人で使って下さいね。」

「ありがとうございます。早速開けさせてもらっていい?」

「どうぞ。」

ハヤテは袋の中から取り出した包みを開いて、嬉しそうにメグミを手招きした。

「メグミ!ほら、こんないいのもらったよ!!こっちおいで!」

グラスの用意をしていたメグミが、手を止めてハヤテのそばにやって来た。

「あっ!これ、CMで…!」

ユウとレナが`アナスタシア´のCMで共演した時に着ていた物とは色違いのルームウェアを包みから取り出して、ハヤテとメグミは嬉しそうに笑った。

「ありがとうございます!!私、`アナスタシア´の服が大好きで…これ、欲しかったんです。大事に使わせてもらいますね。」

「喜んでもらえて良かったです。」

レナとメグミが笑って話しているのを見て、メンバーたちは楽しそうにしている。

「あーちゃん、良かったねぇ、嫁友だ。」

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