幸せの定義──君と僕の宝物──
レナが結婚前のつらかった騒動の事を振り返っていると、ついに`ALISON´の出番がやって来た。
「続いては`ALISON´ でーす。」
大物司会者に紹介され、メンバーたちはいつものように挨拶をする。
ボーカルのタクミが愛嬌いっぱいに笑顔で挨拶すると、客席からは女の子たちの黄色い歓声が上がった。
(相変わらずタクミくんは女の子に人気あるなぁ…。)
トークが始まると、大物司会者の男性は、早速ハヤテに話題を振った。
「ハヤテ、結婚したんだってね。おめでとう!昨日結婚式だったんだって?」
「ハイ、ありがとうございます。」
昨日挙式を済ませたばかりのハヤテが、満面の笑みで司会者にお礼を言った。
確か自分たちが結婚した時にもこんな感じだったなと思いながら、レナは笑みを浮かべた。
「結婚するって急に言い出して、みんなを驚かせたらしいね。」
「そうですね…。ホントに急だったので。」
ハヤテが答えると、ドラムのトモが笑って横から口をはさんだ。
「弟の結婚式に出席するって地元に帰って、それまでは女っ気ゼロだったのに、東京に戻った途端に結婚するって言ったんですよ!!」
「えーっ、それはまた…。」
客席からはどよめきが起こり、司会者は驚きの声をあげた。
「続いては`ALISON´ でーす。」
大物司会者に紹介され、メンバーたちはいつものように挨拶をする。
ボーカルのタクミが愛嬌いっぱいに笑顔で挨拶すると、客席からは女の子たちの黄色い歓声が上がった。
(相変わらずタクミくんは女の子に人気あるなぁ…。)
トークが始まると、大物司会者の男性は、早速ハヤテに話題を振った。
「ハヤテ、結婚したんだってね。おめでとう!昨日結婚式だったんだって?」
「ハイ、ありがとうございます。」
昨日挙式を済ませたばかりのハヤテが、満面の笑みで司会者にお礼を言った。
確か自分たちが結婚した時にもこんな感じだったなと思いながら、レナは笑みを浮かべた。
「結婚するって急に言い出して、みんなを驚かせたらしいね。」
「そうですね…。ホントに急だったので。」
ハヤテが答えると、ドラムのトモが笑って横から口をはさんだ。
「弟の結婚式に出席するって地元に帰って、それまでは女っ気ゼロだったのに、東京に戻った途端に結婚するって言ったんですよ!!」
「えーっ、それはまた…。」
客席からはどよめきが起こり、司会者は驚きの声をあげた。