幸せの定義──君と僕の宝物──
翌日。
お昼前、外出先から帰ってきたメグミが、リビングでお茶を飲みながら雑誌を読んでいたハヤテの隣に座った。
「ただいま。」
「おかえり。」
メグミはハヤテの顔を見つめて、手を握った。
「ん?どうした?」
ハヤテが優しく肩を抱き寄せると、メグミはハヤテの肩に頬をすり寄せ微笑んだ。
「あのね、ハヤテ…私、妊娠した。赤ちゃん、できた…。」
「え…えぇっ?」
突然の事に驚きハヤテは思わず大声を上げた。
「ホ…ホントに?!」
「うん。今、病院行って来たの。6週目に入ったとこだって。」
「マジか…やったぁ!!」
ハヤテはメグミを抱きしめて、歓喜の声をあげる。
「ハヤテ、そんなに嬉しい?」
「そりゃあもう!!嬉しいに決まってる!!だってオレたちの子供だよ?!いつ生まれるの?」
「来年の4月の下旬くらいだって。」
「待ち遠しいな…。男の子かな?女の子かな?やっぱ元気ならどっちでもいいや。でもピアノは教えようかな…。」
「ハヤテ、気が早いね。」
まだ妊娠がわかったところなのに、もうそんな先の事を言っているハヤテを見て、メグミはおかしそうに笑った。
「二人きりでいられるのも来年の春までだけど…オレたちに家族ができるんだって考えると、やっぱ嬉しいな。」
お昼前、外出先から帰ってきたメグミが、リビングでお茶を飲みながら雑誌を読んでいたハヤテの隣に座った。
「ただいま。」
「おかえり。」
メグミはハヤテの顔を見つめて、手を握った。
「ん?どうした?」
ハヤテが優しく肩を抱き寄せると、メグミはハヤテの肩に頬をすり寄せ微笑んだ。
「あのね、ハヤテ…私、妊娠した。赤ちゃん、できた…。」
「え…えぇっ?」
突然の事に驚きハヤテは思わず大声を上げた。
「ホ…ホントに?!」
「うん。今、病院行って来たの。6週目に入ったとこだって。」
「マジか…やったぁ!!」
ハヤテはメグミを抱きしめて、歓喜の声をあげる。
「ハヤテ、そんなに嬉しい?」
「そりゃあもう!!嬉しいに決まってる!!だってオレたちの子供だよ?!いつ生まれるの?」
「来年の4月の下旬くらいだって。」
「待ち遠しいな…。男の子かな?女の子かな?やっぱ元気ならどっちでもいいや。でもピアノは教えようかな…。」
「ハヤテ、気が早いね。」
まだ妊娠がわかったところなのに、もうそんな先の事を言っているハヤテを見て、メグミはおかしそうに笑った。
「二人きりでいられるのも来年の春までだけど…オレたちに家族ができるんだって考えると、やっぱ嬉しいな。」