幸せの定義──君と僕の宝物──
「レナ、疲れたんじゃないか?二次会まで参加して。」
ユウは身重のレナを気遣い優しく声を掛けた。
レナはふっくらとしたお腹を撫でながら微笑んだ。
「少しね。でも、すごく楽しかったよ。素敵な式だったね。花嫁のメグミさん、すごくキレイだった。」
「うん。でもやっぱりオレにはレナの花嫁姿が一番キレイだけどな。ハヤテのピアノ、良かったな。あの曲、二人の想い出の曲だって言ってたな。」
「うん。すごく素敵だった。」
ハヤテが結婚した。
`ALISON´のキーボード担当でリーダーでもある最年長のハヤテは、とにかく真面目で責任感が強い。
いつも冷静で優しく穏やかで、バンドメンバーにとってもレナにとっても兄のような存在だ。
「ハヤテさん、金髪やめたんだね。」
「あぁ…。ハヤテがロンドンに来て少し経った頃にイメチェンしていろいろ吹っ切りたいって言ってさ。あの金髪、リュウがやったんだ。」
「リュウさん、元美容師だもんね。」
「ずっと金髪やめるタイミングがわからなかったんだけど、もういい歳だし、弟の結婚式に出席するのを機にやめたらしい。」
「そうなんだね。」
「しかし、驚いたよなぁ…。あのハヤテが、急に結婚するなんて…。」
ユウは身重のレナを気遣い優しく声を掛けた。
レナはふっくらとしたお腹を撫でながら微笑んだ。
「少しね。でも、すごく楽しかったよ。素敵な式だったね。花嫁のメグミさん、すごくキレイだった。」
「うん。でもやっぱりオレにはレナの花嫁姿が一番キレイだけどな。ハヤテのピアノ、良かったな。あの曲、二人の想い出の曲だって言ってたな。」
「うん。すごく素敵だった。」
ハヤテが結婚した。
`ALISON´のキーボード担当でリーダーでもある最年長のハヤテは、とにかく真面目で責任感が強い。
いつも冷静で優しく穏やかで、バンドメンバーにとってもレナにとっても兄のような存在だ。
「ハヤテさん、金髪やめたんだね。」
「あぁ…。ハヤテがロンドンに来て少し経った頃にイメチェンしていろいろ吹っ切りたいって言ってさ。あの金髪、リュウがやったんだ。」
「リュウさん、元美容師だもんね。」
「ずっと金髪やめるタイミングがわからなかったんだけど、もういい歳だし、弟の結婚式に出席するのを機にやめたらしい。」
「そうなんだね。」
「しかし、驚いたよなぁ…。あのハヤテが、急に結婚するなんて…。」