やっぱり、好き【短編】


「私の事…嫌いじゃないの…?」


「…何で?」

「あの時、色々酷い事とか言っちゃったし…」


「気にしてない…てか、こっちこそ、悪かった」


樹…優しすぎるよ、君は…

私が本当は一番悪いのに…

雪みたいに冷たかった心が、少しずつ溶けて行く。


「―…ごめんね、樹。私も、ずっと樹の事好きだった…」


今度はまだ、間に合ったよね…?

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