やっぱり、好き【短編】
「そう言えば。さっき一緒にいた娘、誰?」
何気に気になってた。
楽しそうだったし、樹の彼女だと思ってたんだけど…
「あぁ…あれ。」
"彼女"って単語が出るかと思って、すごくドキドキしてた。
「―従姉妹。ちなみに小5」
い…いとこ…しかも年下…
私、ちょっと嫉妬しちゃったし…
さっきの緊張感を返せ!!
まぁ…幸せだからいっか…。
さっきまであんなに寒かったのに、樹が隣にいるだけで、すごく暖かい。