やっぱり、好き【短編】


君は、女の子とふたり寒空の中を歩いてる。


楽しそうに…

白と灰色に包まれた景色の中で、ふたりの周りだけ暖かいピンク色に見えた。


「希望(のぞみ)」


君が優しく呼んだ。
私の名前は希望。


でも、君が呼びたかったのは私じゃない…

君の隣で笑ってる、『希望』ちゃん…


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