俺様 何様 王子様ッ!?


今の学園長は三代目らしい。噂に

よると、学園長は代々イケメンだ

とか。





どーせ嘘だろうけど;





そんなことを考えているうちに、

入学式が始まった。





あー、めんどくさいなぁ。つまん

ないだろうし。

早く終わんないかなぁー



と思っていたら・・・






「新入生代表、榛名蓮」

といった瞬間。



黄色い声が飛び交った。


キャー!!



眠りかけていた私は、いきなりの

騒音にハッと目を見開いた。




なっ、何っ!?





周りを見渡し、女の子達の視線の

先には・・・







芸能人じゃないかと錯覚させるく

らいの王子様みたいな男の子が新

入生の言葉を話していた。






身長は軽く180はありそうだ。も

しかしたら、190くらいあるかも。



顔は文句のつけようがないほど整

っていて、髪は透きとおるような

茶色。




天使のように、にこやかに話す

彼をみて




かっこいい・・・




そう思った。






でも、私は これからコイツのせ

いで運命を狂わされることをまだ

知らない・・・




「えー、中等部での活躍が目覚ま

しい 榛名蓮くんですが、このた

び異例ではありますがー

一年生で生徒会長をやってもらう

ことになりました。」




えぇっ!すごっ!!




と驚いてる私を無視し、当たり前

かのように、大拍手・歓声が会場

を包んだ。





「尚、二・三年正の投票をしてみ

たところ票の八割が榛名くんの名

前を書いていました。榛名くんに

は、明日から早速仕事についても

らいます。」




そう言い終わると進行役の先生が

一歩下がり、彼が前に出た。
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