俺様 何様 王子様ッ!?
ファーストキスは蜜の味?
◆真◆
コンコンッ
ガラッ
「失礼しまーす。」
「あ、篠岡さんですか?すいませ
んでした。迷惑だったでしょ?い
きなりあんなこと。」
イスに座りながら、上目使い
申し訳なさそうな顔であたしを見
つめる。
はうッ!その顔は反則でしょー;
すっかりハートを射抜かれてしま
ったあたし。
「い、いえ。全然。会長の頼みな
らば何でもしますよ♪」
当然ハートを射抜かれたあたしは
にっこりと笑ってそう答えた。
「・・エ・・・ン・・・」
会長が消えるような声で何かを
言った。
すかさずあたしは聞き直す。
「えっ?今なんて・・」
にっこり笑い会長
「会長じゃなくって、蓮って呼ん
でください。呼ばなかったら犯し
ますよ?」
会長のそのひとことを スルーし
てしまったあたし。
いま思えばとんでもないことをし
てしまったと思う。
それが運命の分かれ道だったなん
て・・;
あたしはふと、会長のネクタイが
曲がっているのを見つけると
「会長、ネクタイ曲がってますよ
?」
と言い、そのネクタイを直そう近
づいき、会長のネクタイを直そう
と手を伸ばした瞬間・・・
腕を掴まれた。そして・・・
チュッ・・・
な、何?コレ。
・・・・キスぅーッ!?
すると会長の舌は、あたしの口の
割れ目から無理やり入り込んで舌
を絡ませてくる。
「・・ンッ・・ファ・・」
たまらず、甘い声が漏れる。
い、息が・・出来ない。