俺様 何様 王子様ッ!?
部屋に帰ったら帰ったで
トラブル発生;
なにやら・・・
目の前にご機嫌ななめな王子様が
いらっしゃるのですがー
・・・
あたし
なにかしましたか?
なぜ
いま襲われそうなのですか?
-数分前-
あー疲れた・・・。
なんか
甘いもの食べたくなってきた
なぁー・・・
そこに
風呂上がりなのか、少し髪の濡れ
た王子様がやってきて
「おかえり。」
その手には・・
シャーベット・・・。
ゴクッ
頭で考えるよりも速く
あたしは体が動いていた。
シャクシャク
・・・
おいしー♪
「なんで、俺よりも先にシャーベ
ットに行くんだよ。」
え?
だめ・・・でしたか?
と心で言ったつもりが
口に出ていたらしい。
「だめに決まってんだろ。」
ひぇー;
「もう限界。おまえ勝手にいなく
なるし、俺シャーベットに負けた
みたいだし・・それに・・・碓氷
だって・・・」
碓氷?
なんで
広斗が出てきたんだろ?
それからあたしは
ヒョイッ
と持ち上げられて
ドサッ
ソファーの上に落とされた。
そして現在
あたしは
状況についていけずにいる。
しかし
そんなことはお構いなしに
いきなり
口が塞がれた。