俺様 何様 王子様ッ!?
どうしよ。
どーしよ。
どーする?
どぉーすんだァァァァーー!!!
とっ、とりあえず
晶ちゃんを探してみよう!
「晶ちゃァァァーーーん!!!」
叫んでみた。
バシッ
いきなり後ろからツッコまれた。
「今時、誰がそんな原始的な方法
で人を呼ぶのさッ!」
「ケータイってゆー便利なもんが
あんでしょうが!」
使えへんのじゃ!
番号わからんのじゃ!
このボケェーー!!!
眉間にシワを寄せつつ、あたしは
後ろを振り返った。
「なに?その顔。なんか言いたい
ことでも?」
あなたは
晶さまァァァーーー!!