俺様 何様 王子様ッ!?
◆蓮◆
真は、いま飛行機乗ってるころ
だろうな。(←結城の正体を知り
騒いでるところ)
「れーーんーー♪」
!!
結城が俺に向かって抱きつこうと
走ってきた。
俺はとっさに避けた。
避けたら・・・
ゴン゛ッ!!!
結城がカフェの看板に頭から突っ
込んでいた。
「蓮ってばぁー、ひっどーい!」
いやいや;
今のはどう考えても
100人中100人が避けるだろ;
「ぶへっくしょんっ!」
「どうしました?風邪ですか?」
表の顔で話かける。
「なぁーに?その言葉使いー 気
色わるーい♪Aクラスの人はあん
たの本性くらい知ってるわよー」
気色悪い?
お前からは言われたくねーよ。
あ゛ー。ぶん殴りてぇ。
「バカでも風邪は引くんだな。」
今度は裏の顔で話しかけた。
「違うわよ。どっかのいい男があ
たしの噂してんのよ♪」(←昌に
抹殺計画を立てられてる人)
・・・
「お前・・今の格好見てみ?バカ
丸出しだぞ。」
俺はそれだけを言うと
看板に突っ込んだままの結城を
置いて、一人空港へと向かった。