俺様 何様 王子様ッ!?
思わぬ再会で望まぬ再会?
◆真◆
うっわー;
パスポートとか初めてみた。
しっかし;
かなり時間かかっちゃった。
空を見ると
すでに空は紅く色付いていた。
蓮、怒るかも・・・
昼の便って言ってたし・・・
―――・・・・・
アナウンスの声があたし達の便の
名前を告げた。
「真っ!そろそろ行こっ!」
「うんっ!」
―――・・・・・
初めは良かったんだ。
飛行機に乗れるってことが嬉しか
った。
「真・・・?どうした?顔色悪い
よ?」
「昌・・・飛行機ってさ、鉄の塊
だよね?・・ほんとに空とか飛べ
るの?」
「なんだ、そんなこと?飛べるに
決まってんじゃんよ。」
いまさら何言うの、と昌が呆れて
いる。
だって・・・
よく考えたら
そうなっちゃうでしょ;
あたし
飛行機初めてだし・・・
と、ブツブツ呟いていると
「しっかし・・今時いるんだね。
高校生で飛行機乗ったことないヤ
ツ。」
普通にココにいるっちゅーねんッ
こんの、お嬢様がッ!!
庶民を馬鹿にすんのも大概にし
ろッ!!