俺様 何様 王子様ッ!?


そんなことを思いながら、あたし

は眠りについた。




あたしは一度友達に・・・。

いや、親友そう思っていた人物に

裏切られたことがある。



あたしは 中学校時代にバスケ部

に所属していた。

小学校からバスケをしていたこと

もあり、あたしは一年生からユニ

フォームを貰うことができた。





でも、やっぱり縦社会。後輩とし

て扱われた。



心に黒いものがたまっていく・・

・。でも あたしには吐き出せる

場所があった。そう、美保(ミホ)

の前では弱さを見せるのが嫌いな

あたしでも、素直になれた。




だから、思いもしなかった。美保

が先輩たちに告げ口をするなんて





バスケはチームプレイ。だから当

然チームワークが大切。それを知

っておきながら美保はあたしがグ

チを言ってくる。と話したんだ。





ねぇ、美保。なんでそんなことし

たの?信じてたのに・・・



ある日美保は突然学校から姿を消

した。





美保がいなくなってから部活に異

変が起きた。



練習試合。いくらマークを振り切

ってもパスが回ってこない・・。

見ようとすらしない。まるであた

しがいないみたいに・・・。




そう。

あたしが受けたのはバスケ部全体

による集団シカト。
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