俺様 何様 王子様ッ!?
結城ちゃ・・・じゃない。
結城君はどこの部屋だっけ?
結城君はどこまで晶のことを知っ
てるの?
そんなことを頭で考えながら
あたしは行き先もわからず、ただ
必死に走り続けていた。
そして角を曲がると
ドンッ
思い切り誰かにぶつかってしまっ
た。
今日はやけに誰かにぶつかるな;
鼻の痛みとは裏腹に頭ではそんな
ことを考えていた。
しかし
私がぶつかった人は
とても意外な人だった。