▽恋愛屋はコチラから▽
20分ほどして、へやのドアが叩かれる。



この部屋に訪れる人なんて遥位しかいない。


「翔…あけて、あたし。遥。」

やっぱり………


「本当に…来たんだ………」

ドアを開けるか否か。

頭をグルグルと回転させ考える。

普通に考えて、ここは開けなければ何が起きるかわからない。

もしかしたら、警察に突き出されるかもしれない。


「どうしよ……」


「何がです?」


ポツリと呟いた言葉に返答がきて、相田はビクリと肩を戦慄かせた。




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