▽恋愛屋はコチラから▽
目の前の遥の声ではなかった。
どこか、優しげで、妖艶さをみせる声。
それは、れっきとした男の声だった……
目の前ではなく、部屋の中から聞こえる声にバッと振り返る。
そこには、燕尾服をきた20歳そこそこの青年が立っていた。
「……ヒッ」
小さく叫び声を上げるとその場に尻餅をつく。
「クックック……そんなにびっくりしなくてもよろしいでしょう?」
白い手袋をはめた男は口元に手を当て上品に笑う。
「び、びっくりも、し、しますよ…!だ、誰ですかあなたは!」
吃りながらも問いかける。
「これは失礼。私、恋愛屋の津辻(ツツジ)と申します。」
綺麗に一礼した津辻と名乗る青年は顔を上げるとニコリと笑い名刺を差し出した。
相田は戸惑いながらそれを受け取ると、サッと津辻と距離を取る。
受け取った名刺を見つめる相田に津辻が
「何か質問等はありますか?」
優しく微笑みかける。
「この…恋愛屋って…なんなのですか?」
オドオドしながらも名刺を指さし津辻に目を向ける。
どこか、優しげで、妖艶さをみせる声。
それは、れっきとした男の声だった……
目の前ではなく、部屋の中から聞こえる声にバッと振り返る。
そこには、燕尾服をきた20歳そこそこの青年が立っていた。
「……ヒッ」
小さく叫び声を上げるとその場に尻餅をつく。
「クックック……そんなにびっくりしなくてもよろしいでしょう?」
白い手袋をはめた男は口元に手を当て上品に笑う。
「び、びっくりも、し、しますよ…!だ、誰ですかあなたは!」
吃りながらも問いかける。
「これは失礼。私、恋愛屋の津辻(ツツジ)と申します。」
綺麗に一礼した津辻と名乗る青年は顔を上げるとニコリと笑い名刺を差し出した。
相田は戸惑いながらそれを受け取ると、サッと津辻と距離を取る。
受け取った名刺を見つめる相田に津辻が
「何か質問等はありますか?」
優しく微笑みかける。
「この…恋愛屋って…なんなのですか?」
オドオドしながらも名刺を指さし津辻に目を向ける。