▽恋愛屋はコチラから▽
そうだ、そうじゃないか。


相田が恋心を抱いていたのは高校生の時だった。



再会した時、遥は社長になっていて。


その時ちょうど親に見捨てられた俺からすると、嬉しかった。


遥なら、昔助けたお礼にとお金を貸してくれるんじゃないかと思って。



案の定、遥は快く金を貸してくれた。


「あなたが好きだったから…お金を貸したわ…だけど、そのお金でもう一度私の事を想ってくれるって信じてたのに…

あなたはそのお金を他の女につぎ込んでたことが分かったの」


接待で飲みに行った帰り。


夜のネオン街に足を進める相田を偶然見つけた。



「許せなかった。あなたが。私はこんなにもあなたを愛してたのに……





あなたは、そんな私よりも一晩の楽しみを取った!!!!!!」



ユルセナイ、ユルセナイ、


ボソボソと呟いている遥に相田は恐怖を隠しきれない。


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