BLUE‐PRINCE
玲奈の話によると、川瀬翠斗は昔世界No,1の暴走族【桜蘭】の総長だったらしい。
そして、それを破ったのが、当時世界No,2だった、僕の父さんたち【睡蓮】。
その戦いで、【桜蘭】の姫……奈緒さん裏切りがあり、川瀬翠斗はすべてを失った。
怒りから母さんを殺そうとしたところ、それを庇った父さんを椅子で殴り、気絶させたのが原因で少年院に入った。
つまらない施設生活。
真っ暗な闇で生きていた川瀬翠斗がある日出会ったのは、とある少女だった。
明るく可愛らしいその子に川瀬翠斗は惹かれ、やがてふたりは結ばれた。
出所後、川瀬翠斗は子供を授かる。
それが玲奈。
自由の身となった川瀬翠斗は、再び暴走族の道を歩み始めた。
でも、玲奈の母親はそれを止めようとしていた。
平和な人生を、3人で歩みたい。
そう願っていたから。
でも……川瀬翠斗は、僕の両親に復讐するべくチームを大きくするのに必死だった。