BLUE‐PRINCE



とある日、ある程度大きくなった川瀬翠斗のチームは、その地域で幅をきかせていた【龍嵐】に宣戦布告をした。


【龍嵐】は、暴力団とも関係している危険な族。


勝てば世界の5本の指に入る。


玲奈の母親は必死でそれを止めた。


しかし、川瀬翠斗は無視した。


自ら危険の中に飛び込んだ。


そして、戦いの時。


追い込まれピンチになった【龍嵐】の下っ端が、命令に背いてナイフを使った。


【龍嵐】は、喧嘩の際は拳でケリをつけるのが掟らしい。


けれど……使ってしまった。


川瀬翠斗に、それは向けられた。


ナイフが川瀬翠斗に刺さる直前…………



どこからか現れた、玲奈の母親がそれをかばった──



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