生きると言うことは勇気がいることだと思う。
そして経験を重ねるほどそれは深さを増していく。
その経験は必ずしも良い思いをするとは限らなくて、チャレンジすることは傷を増やすことになるかもしれない。
だから人は、無難に生きたくなるのかな?
けど、分岐点というのは、どう逃げたってどんな人にも現れるもので。
それをいかに乗り越えていくのかはこれまでの“経験”で、その経験には影響を与えてくれた“誰か”が、きっといる。
言いなりだ、と彼女は言うけれど、言いなりであることを選んだのは彼女で、それは彼女の意思。
彼女は本当は誰よりも強いのだ。
二人は不器用に生きてる。お互いにどこかで自分と相手を重ねながら。苦い経験を忘れることができずに、もがいている。
生きるという選択は、やっぱり勇気がいることだと思う。けれど、その勇気をもって歩いていけば、そこにはその人にしか見えない“光=そう悪くない未来”があるはず。