ただ、それだけ…
本当の気持ち
あれから全然学校に行かなかった。
ずっと部屋でボーとしてる事が増えた。
純の笑顔と泣き顔が浮かんでは消え、浮かんでは消え………。
駄目だ…………。
何でこんな弱いんだろう俺……。
「…よっす!!久しぶりだな!」
久しぶりに京輔が家に来た。
「…よっ。久しぶり」
「お前いい加減学校来いよなぁ!…純ちゃんも心配してるぞ…?」
京輔は無理やりの笑顔で言った。
「村上の事……ごめん。純ちゃんに言った」
「ん」
「ふっ。凄かったなぁ。あの時の純ちゃん」
「……どうゆうことだ?」
「村上の事言った後な?」
そう言って京輔は話し始めた。