腹ぺこオオカミはご機嫌ななめ
パーティ当日。
桜子先生のお家はたくさんの人がいる。
パーティルームには高い天井に届きそうなクリスマスツリーに
たくさんの色とりどりのボールのような飾りがが飾ってあって、
キラキラと光っている。
私と、しおりんは口を開いて、見上げて、すごく綺麗。と笑いあう。
お手伝いさんやウエイターさんもたくさんいて、
食べるものも、飲むものも贅沢なものが用意されている。まるでホテルにパーティのようだ。
今日のしおりんはロイヤルブルーのタイトなドレスだ。長い髪が揺れてとっても大人っぽい。
菅原先生が私のドレスを揃えたって聞いたみたいで、西野先生が急遽、しおりんに送ったみたいだ。
(後から、しおりんのドレスはナナコさんが選んでくれたって聞いた。)
「私は普通のワンピースでよかったんだけど、
西野がどうしても着てほしいっていうから…」としおりんは言ったけど、
私がよく似合うと言ったら、ニッコリして、
「ミューはすごーく可愛い。菅原先生って、やっぱりミューをよく見てる。」と笑った。









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