腹ぺこオオカミはご機嫌ななめ
ツカサさんとホテルに泊まる日がとうとうやった来た。
仕事を終えてから、21時
ホテルにチェックインして、荷物を置くために部屋に向かう。
小さな荷物しかないから、ベルボーイは断って、
ツカサさんが私の小さなトランクも引いてくれて、自分たちで部屋に向かった。
65階ののジュニアスイート。ツカサさんの後ろを歩く。
2泊の予定でとってあるその部屋は
寝室と、リビングに分かれていた。
正面の窓にキラキラ光る港の夜景が綺麗だ。
前に来た時に乗った観覧車がライトアップされていて、高速道路に車の光る帯、あれはベイブリッジだよね。
「すごく、贅沢なんですね。」と周りを見回すと、ツカサさんは
「初めての旅行。でしょう。いいんじゃないかな?」と微笑んだ。
でも、寝室の入り口からダブルベットが見えて、ものすごく緊張する。
私の視線に気づいて、
ツカサさんはちょっと笑って、
「ウサギ、着替えて、BARに行こうか。
シャワーして、着替えて、先に行ってるね。
僕のものになる決心がついたら、BARにおいで。
0時を過ぎても来なかったら、僕はここに戻って、ソファーで寝ることにする。
ウサギはベットで寝て良いよ。ただ、内鍵はかけてね。僕が部屋に入れないように。」
と、私にウィンクして見せて、バスルームに入っていった。
ツカサさんは優しい。最後まで私に選ばせてくれる。
でも、私の決心はついている。
ベットルームで荷物を開け、
ツカサさんがプレゼントしてくれたマゼンタ色のドレスをクローゼットにかけた。
女の子は小さな荷物がいろいろある。
アクセサリーに化粧品にいつものシャンプー。
贅沢な作りのベットルームで、大きな鏡のドレッサーの前に私のモノを置いてみると、
やっと、ヨソヨソしい雰囲気がなくなったかな。
こんな事なら、ジンベイ鮫のぬいぐるみも持って来ればよかったかな。
そんな事を考えてながら鏡の前でボンヤリ座って夜景を見ていると
ツカサさんは髪が濡れたまま、スーツに着替え、
「先に行ってる。」と私の顔を見ないで、部屋を後にした。
仕事を終えてから、21時
ホテルにチェックインして、荷物を置くために部屋に向かう。
小さな荷物しかないから、ベルボーイは断って、
ツカサさんが私の小さなトランクも引いてくれて、自分たちで部屋に向かった。
65階ののジュニアスイート。ツカサさんの後ろを歩く。
2泊の予定でとってあるその部屋は
寝室と、リビングに分かれていた。
正面の窓にキラキラ光る港の夜景が綺麗だ。
前に来た時に乗った観覧車がライトアップされていて、高速道路に車の光る帯、あれはベイブリッジだよね。
「すごく、贅沢なんですね。」と周りを見回すと、ツカサさんは
「初めての旅行。でしょう。いいんじゃないかな?」と微笑んだ。
でも、寝室の入り口からダブルベットが見えて、ものすごく緊張する。
私の視線に気づいて、
ツカサさんはちょっと笑って、
「ウサギ、着替えて、BARに行こうか。
シャワーして、着替えて、先に行ってるね。
僕のものになる決心がついたら、BARにおいで。
0時を過ぎても来なかったら、僕はここに戻って、ソファーで寝ることにする。
ウサギはベットで寝て良いよ。ただ、内鍵はかけてね。僕が部屋に入れないように。」
と、私にウィンクして見せて、バスルームに入っていった。
ツカサさんは優しい。最後まで私に選ばせてくれる。
でも、私の決心はついている。
ベットルームで荷物を開け、
ツカサさんがプレゼントしてくれたマゼンタ色のドレスをクローゼットにかけた。
女の子は小さな荷物がいろいろある。
アクセサリーに化粧品にいつものシャンプー。
贅沢な作りのベットルームで、大きな鏡のドレッサーの前に私のモノを置いてみると、
やっと、ヨソヨソしい雰囲気がなくなったかな。
こんな事なら、ジンベイ鮫のぬいぐるみも持って来ればよかったかな。
そんな事を考えてながら鏡の前でボンヤリ座って夜景を見ていると
ツカサさんは髪が濡れたまま、スーツに着替え、
「先に行ってる。」と私の顔を見ないで、部屋を後にした。