腹ぺこオオカミはご機嫌ななめ
その16。 ミウ
私は逃げている。
菅原先生がメールや電話をしてくれているのはわかっているけど
どうしても、返事ができない。
私は先生が好きだけど、子供の私では
先生の恋愛対象になんてならない。
もっと大人にならないと。
もっと、仕事が出来るようにならないと。
先生の周りにいるオンナの人達は、大人の人達ばかりだ。
ましてや、奈々さんのように
先生に好きになってもらえるようになるには
何をしたら、いいのだろう?
ちっともわからない。
私と先生は非常階段で偶然会って、
話すようになっただけだ。
お弁当一緒に食べたのだって、勝手に自分で作っただけで、
先生はオンナのコに優しいので、
私に付き合ってくれただけだ。
そばにいるのが辛い。
片思いってこんなに辛いんだ。
やっぱり、
バツイチオオカミなんて、
好きになってはいけない相手だった。
子どもの私には
とても手におえない
決して手が届かない
そういう人だった。
菅原先生がメールや電話をしてくれているのはわかっているけど
どうしても、返事ができない。
私は先生が好きだけど、子供の私では
先生の恋愛対象になんてならない。
もっと大人にならないと。
もっと、仕事が出来るようにならないと。
先生の周りにいるオンナの人達は、大人の人達ばかりだ。
ましてや、奈々さんのように
先生に好きになってもらえるようになるには
何をしたら、いいのだろう?
ちっともわからない。
私と先生は非常階段で偶然会って、
話すようになっただけだ。
お弁当一緒に食べたのだって、勝手に自分で作っただけで、
先生はオンナのコに優しいので、
私に付き合ってくれただけだ。
そばにいるのが辛い。
片思いってこんなに辛いんだ。
やっぱり、
バツイチオオカミなんて、
好きになってはいけない相手だった。
子どもの私には
とても手におえない
決して手が届かない
そういう人だった。