腹ぺこオオカミはご機嫌ななめ
夜19時。チャイムが鳴りリュウがやって来る。
下のエントランスに来ているという。
リュウがここに来るのは初めてだ。
僕がパーカーを羽織って、エントランスに行くと、
「ナナコから。」と言って、紙袋にタッパーが幾つかと、
ウサギ用に服?かな。
「リュウ、よく、半年も我慢してたね。」と、ため息が出た。
リュウは奈々ちゃんと半年も、何もなく(たぶん)同居していたはずだ。
リュウはクスクス笑って、
「お前とは出来が違う。1週間位我慢しろ。
夜中にシャワーをするのはおすすめだ。
酒は控えて、理性を保て。」と言った。
なるほど。
好きな女の子に触らずに一緒に暮らす方法。
そんな本があったら、今すぐ欲しい。
部屋に戻って、ウサギと一緒に袋を開ける。
美味しそうなお惣菜と、おにぎり。
今日の夕飯はこれで良さそうだ。
「ウサギちゃんに似合いそうなのを見つけたので、
良かったら、着てください。」とカード入った袋には
2着分の部屋着。
淡いピンクとブルーのふわふわの部屋着だ。
ウサギは喜んで声を上げる。
寒くないように上着も入っていた。
ウサギがパーカーに袖を通し、姿見の前で
「可愛い。」と嬉しそうだ。
はいはい。
よく似合ってる。
すごく可愛いよ。
奈々ちゃん、これは、僕の理性を保つのを
邪魔するアイテムじゃないですか?
あいかわらず、男心って奴がちっともわかってない人だ。
と、呆れながら、
ウサギのはしゃぐ姿を見る。
下のエントランスに来ているという。
リュウがここに来るのは初めてだ。
僕がパーカーを羽織って、エントランスに行くと、
「ナナコから。」と言って、紙袋にタッパーが幾つかと、
ウサギ用に服?かな。
「リュウ、よく、半年も我慢してたね。」と、ため息が出た。
リュウは奈々ちゃんと半年も、何もなく(たぶん)同居していたはずだ。
リュウはクスクス笑って、
「お前とは出来が違う。1週間位我慢しろ。
夜中にシャワーをするのはおすすめだ。
酒は控えて、理性を保て。」と言った。
なるほど。
好きな女の子に触らずに一緒に暮らす方法。
そんな本があったら、今すぐ欲しい。
部屋に戻って、ウサギと一緒に袋を開ける。
美味しそうなお惣菜と、おにぎり。
今日の夕飯はこれで良さそうだ。
「ウサギちゃんに似合いそうなのを見つけたので、
良かったら、着てください。」とカード入った袋には
2着分の部屋着。
淡いピンクとブルーのふわふわの部屋着だ。
ウサギは喜んで声を上げる。
寒くないように上着も入っていた。
ウサギがパーカーに袖を通し、姿見の前で
「可愛い。」と嬉しそうだ。
はいはい。
よく似合ってる。
すごく可愛いよ。
奈々ちゃん、これは、僕の理性を保つのを
邪魔するアイテムじゃないですか?
あいかわらず、男心って奴がちっともわかってない人だ。
と、呆れながら、
ウサギのはしゃぐ姿を見る。