Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
「キヨが好きなんだよ」
「え…!」
そんなわけない。
だって振られてるし…
ユリエちゃんと付き合ってるのに。
「修学旅行でペアのストラップ買ったって…」
ユリエちゃんが嬉しそうに話してたのをつい最近、耳にした。
「三十三間堂で大ゲンカして『キヨコはもっと俺のこと考えてくれてた』とか言ってたよ」
後ろで声が聞こえた。
「いやあっ!ケガしてるじゃない!」
奥村先生や演劇部員が戻ってきた。
「げげ!ヤバイじゃん!」
「なにこれ」
他にも数人の先生がやって来た。
窓の下では、矢倉くんが先生たちに両腕をつかまれて連れて行かれている。
「連行されてる」
タケルくんが、つぶやいた。
「とにかく保健室へ行きなさい!」
「あ、奥村先生」
タケルくんが、先生にプリントを手渡した。
「コレやってきましたけど、最後の答えが間違ってるのは自分でも分かってます」
「クールにも程がある!」
先生が呆れたように言った。
「え…!」
そんなわけない。
だって振られてるし…
ユリエちゃんと付き合ってるのに。
「修学旅行でペアのストラップ買ったって…」
ユリエちゃんが嬉しそうに話してたのをつい最近、耳にした。
「三十三間堂で大ゲンカして『キヨコはもっと俺のこと考えてくれてた』とか言ってたよ」
後ろで声が聞こえた。
「いやあっ!ケガしてるじゃない!」
奥村先生や演劇部員が戻ってきた。
「げげ!ヤバイじゃん!」
「なにこれ」
他にも数人の先生がやって来た。
窓の下では、矢倉くんが先生たちに両腕をつかまれて連れて行かれている。
「連行されてる」
タケルくんが、つぶやいた。
「とにかく保健室へ行きなさい!」
「あ、奥村先生」
タケルくんが、先生にプリントを手渡した。
「コレやってきましたけど、最後の答えが間違ってるのは自分でも分かってます」
「クールにも程がある!」
先生が呆れたように言った。