Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
また沈黙が訪れた。

「せめて、友達に戻ろう」


え…

驚いて顔を上げた。


「ユリエには、ちゃんと話つけるから」



話をつける…?

なんて?

友達になってもいいですかって…?


「わ…分からない…どういう…」

「別れる」



なんで…!?

あんなに楽しそうにしてるのに!



「キョコと付き合ってるときは、当たり前すぎて分からなかった…キョコが俺のこと、すごく大事にしてくれてるって…」
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