Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
静かな教室に着メロが響き渡った。
「桜井!!なんで電源を切らない!」
と先生が怒鳴った。
また…?
なんでこんなにスマホを見てる子が多いんだろう??
私の学年は、授業が始まる前に自主的に電源を切っていた。
だけど、この学年は…。
「信じてるぅ~♪あなたの横顔~♪かげりのない~そのぉ♪」
なんで!?
先生が怒ってるのに、歌いだしちゃう!?
「『かげりのない』じゃないよ。『かけがえない』だよ!」
と別の子が訂正する。
「今、そんな話してるんじゃない!電源を切れと何度言わす!?」
「だけど、うちの犬が朝から体調が悪くて、病院連れてったんすよ。だからやっぱ心配じゃないすか」
それは…心配だね。
うん…。
気持ちは分かるなぁ。
「桜井!!なんで電源を切らない!」
と先生が怒鳴った。
また…?
なんでこんなにスマホを見てる子が多いんだろう??
私の学年は、授業が始まる前に自主的に電源を切っていた。
だけど、この学年は…。
「信じてるぅ~♪あなたの横顔~♪かげりのない~そのぉ♪」
なんで!?
先生が怒ってるのに、歌いだしちゃう!?
「『かげりのない』じゃないよ。『かけがえない』だよ!」
と別の子が訂正する。
「今、そんな話してるんじゃない!電源を切れと何度言わす!?」
「だけど、うちの犬が朝から体調が悪くて、病院連れてったんすよ。だからやっぱ心配じゃないすか」
それは…心配だね。
うん…。
気持ちは分かるなぁ。