Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
送ってもらうって約束したのに、私が勝手に別の約束しちゃった…。



矢倉くんは楽しそうに、歌ってる。

すっごく上手。


ユリエちゃんがいたらいいのに…。



「一緒に歌おうよ」

矢倉くんが言った。



「え…あ、でも」

「知ってるでしょ?」

「う、うん」



腰に手が回された。


ドキッ!!



口笛が飛んだ。


「カップル成立っすか!?」


矢倉くんが嬉しそうに歌いだした。

私も必死について行った。



ドリンクを持って、タっくんたちが戻ってきた。



私の前に、ミルクティが置かれた。


なぜかまた、

「ごめん」て気持ちになった。
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