Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
「ごめんね、キヨちゃん。そういう意味じゃないから。この人、BL小説書いてるから」

「BL…!?」


茶室がざわめいた。



高良先生が言った。


「あら、小説を?」

「先生に反応されると困っちゃうんですけど…」

「まぁ。何か良からぬことね?」



セーアちゃんが言った。


「良からぬところに、意義があります」

「青春ね~」



ついて行けない…

そんな目で、矢倉くんを見てる人がいるなんて…




「ちっ。ヤグタケは最高だったのに!」

「出てけっ!」


小島さんが、セーアちゃんを追い出した。
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