Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
茶道部が終わった後、小島ちゃんに声を掛けられた。


「キヨちゃん、クラブって茶道部だけ?」

「うん」

「あのさ…演劇部、見に来ない?」

「えええ…!?」



それは、考えてみたこともない。

人前に立って、セリフを…ひゃああああ…!




「違うの、違うの!」

青ざめた私の顔を見て、小島ちゃんが慌てた。



「衣装を縫う人が欲しいの。聖愛が全然手伝ってくれないんだワ」

「だけど、すごく不器用で…」

「そんなことないよ!」
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