平均女子だって恋をする

向かい合ってお弁当を食べている佐恵が私の顔をみてニヤニヤしている。

「なぁに?佐恵。さっきから変な顔してるよっ」

すると、佐恵は私に耳打ちするかのように顔を近づけて小声で言った。

「アリサ良かったねぇ。是永くんはアリサとの時間を優先してくれてるねー」

「な、な、何言ってんの⁉︎べ、勉強熱心なんだよ、是永くんは。変な言い方しないでよぉ!」

慌てて私も小声で佐恵に言う。

「ふぅーん。まぁ、私はアリサの応援してるよっ」

「もうっ!だから違うってば!」

相変わらず佐恵はニヤついている。


そんなこと言われると意識しちゃうよ…


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