平均女子だって恋をする
翌日の火曜日
朝のSHRにて
「おーい!出欠とるぞー、みんな席つけー」
朝のSHRにヤマザキが眠そうにやって来た。
こんなんでも先生になれるんだから、
就職って運もあるんだろう。
「あっ!やっべー…。アンケート用紙、職員室に忘れちまった。
ゔーん…明日回収するから昼でいいな。
クラス委員っ!昼休みに取りに来てくれ」
げっ!!めんどくさいなぁ。
またかよ…。このパシリ係っていつまでなの?1年かなぁー。
なんて考えてたら、
「先生ー!」
佐々倉くんが慌てて立ち上がって言った。
「オレ、今日は野球部の用具当番だから無理っす」
「そっかー。じゃあ、神崎よろしくなー!」
えっ!!また?
そんなだったら、はじめから野球部員はクラス委員決めのくじ引きからはずしといてよ!
ヤマザキも1限があるのだろう。
出欠をとると、さっさと教室を後にした。