スカイブルーの強き姫君



楓「リアナさん!」



後ろから呼ばれ振り向くと楓がここに向かって走ってきていた。



楓「たく、まさか禁断魔法を使うとは。

ついてきてもらう。
この勝負は1Sの勝ちだ。

……迷惑かけんなよな。」




そう言って先輩を引き吊りながら楓は去っていった。




あ、翡翠と勝利。



夏「勝利!!!」


勝利の下に駆け寄っていく華音。


彩「無茶し過ぎよ。翡翠。」

琉「本当によ。いくら強いからってなぁ…。避けようともしなかっただろ?」



翡翠の下には彩乃と琉雅が駆け寄っていた。


遠くから五人を見ていると、昔からのつきあいもあってか入る隙間がないように感じた。



リ「…………仲良く、なったつもりだったんだけどなぁ…。」



仲良くなったとしても、昔からの絆はそれよりも固い現実に少し胸が痛んだ。



昔から、私自身を見てくれる人なんていなくてずっと1人だったから。


私自身だけをみてくれる人たちが出来たのは嬉しかった。




リ「私も、ずっと前からわかり会える人が欲しかった……。」



皆をみていると心の底からそう思ってしまう。



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